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〒836-0011 福岡県大牟田市健老町473-5
原因 |
・配・給水管内の鉄錆が起因し、赤水の継続時間や発生地域により原因が推定できる。 |
対策 |
・比較的短時間で解消し一軒だけの場合 →開栓時の水をしばらく捨水するか、布設替え、あるいは老朽化した部分の配管の取り替え。
・広範囲にわたる場合 →配水地域の管内洗浄および水質が安定するまで捨水する。 ※鉄分は必須栄養元素で、他の元素に比べて毒性が弱く、人体への影響は通常の摂取量では問題なく、誤って赤水を飲んでも、衛生上有害であるということはない。 |
原因 |
・水道水中に溶存している微量のマンガンイオンが残留塩素で酸化され、配水管内に付着した二酸化マンガン等が水の流動変化等で剥離するために起こる。
・マンガンによる着色現象は、マンガン濃度0.05mg/L以上で濃緑色、黒、黒褐色等を呈色する。 |
対策 |
・開栓直後の一時的現象の場合 →水道水が透明になるまで捨水する。
・長時間にわたる場合 →配水管本管に起因するため、本管の洗浄、捨水を行い、同時に浄水処理工程での除マンガン処理を強化する。 |
原因 |
・止水栓、給水栓に使用されているゴムパッキンやビル給水等の加圧タンクに使用されているゴム製ダイアフラムの劣化。
・給水管と給水装置を継続しているゴムパイプの劣化による剥離、管接合部に使用されているポリエチレン管の切りくずの流出。 ・配水管からのマンガンスケールの剥離等による流出。 |
対策 |
・開栓直後の一時的な場合が多い →しばらく捨水し、劣化したゴムパッキン等の交換を行う。 →マンガンスケールによる場合は、配水管の洗浄および更正が必要である。 |
原因 |
・水道水をコップに入れて観察した時、下の方から徐々に透明になる場合は空気によるもの。
・給湯設備の場合は、水道水が急激に加熱されて、溶存している空気が放出されて白濁することがある |
対策 |
・空気による白濁は、放置により透明になり水質異常によるものではなく、安全性の上で問題はない。
・給水設備等、水道設備で負圧になる原因調査が必要である。 |
原因 |
・亜鉛メッキ銅管から溶出する亜鉛による。煮沸により水表面に湯膜状のものが形成され一層白濁していく。
・このような現象は、水の滞留時間が長いほど発生しやすく、開栓直後の使い始め多く見られる。なお、亜鉛の溶出しやすい管内では腐食がかなり進んでおり、時間と共に赤水の発生もみられる。 |
対策 |
・開栓時の水を捨水する。
・亜鉛の溶出が著しい場合は、材質のことなる管種に布設替えを行う。 |
原因 |
・水道水中のカルシウム、マグネシウムなどの硬度成分等が煮沸することにより析出し、やかん等に白いスケールを形成する。 |
対策 |
・硬度の高い水質ほど析出量が多いが、水のミネラル分であり、安全性には問題がない。 |
原因 |
・海や湖が青く見えるのと同じで、太陽光線の可視光線のうち、水は長波長側(赤、橙、黄)の光を吸収する性質があり、中波長の青、緑のみを通過させるため、光の散乱によって人間の目には水の色が青や緑に見える。
・特にアイボリー系やホワイト系の浴槽でこの現象が顕著にみられる。 |
対策 |
・周囲の環境や光の散乱現象で視覚的に感じるもので、屋外でみると無色であり、水の着色ではないので、水質的な問題はない。 |
原因 |
・給湯設備に使用している銅管から銅が溶出している場合に、青い着色がある。シャワーカーテン等に青い着色を起こす。 |
対策 |
・浴槽の場合、お湯を飲用しない限り、特に問題はない。このような給湯設備の場合、飲用の給湯配管からのものを使用せず、水から沸かすと銅は混入しない。 |
原因 |
・給湯設備等に使用されている銅管類、青銅部材(砲金)、黄銅部材(真ちゅう)から銅が溶出し、石鹸の脂肪酸等と反応して青色の「銅石鹸」が生成し、洗面所やタイル等に付着するため。 |
対策 |
・銅の溶出が著しい場合は、ステンレス管等への取り替えが必要である。
・着色したタイル等は約10%のアンモニア水を少量滴下した後、よく拭き取り、食酢で中和して水でよく洗い流す。布地等が青く染まった場合は、70~80℃に温め、食酢に浸して脱色する。 |
原因 |
・水道水は消毒されており、通常の状態では、細菌やカビは存在しないが、空気中の浮遊雑菌の中で、霊菌と呼ばれる生育するとピンク色の色素を形成するものがある。その菌が汚れや湿気の多い浴室等で繁殖した場合に発生する。 |
対策 |
・湿気の多い浴室等の水周りの清掃及び換気を十分に行う。漂白剤の使用も効果があるが、浄化槽を設置している場合は使用上の注意が必要である。 |